三寒四温とは、冬季に寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。また、気候がだんだん暖かくなる意にも用いる(『三省堂 新明解四字熟語辞典』)
私が症状が良くなったり悪くなったり上下して右肩上がりに良くなっていくものですよ。と説明することがあります。
一度にガラッと良くなることは稀で季節の移り変わりのように身体も変化していくことを認識してもらいたい説明なのです。
季節が暖かくなるほうに変わっているのか、寒くなるほうに変わっているのか何を感じて判断してるでしょうか?
植物を見て、気温で、空の色で・・・いろいろありますね。
大きくみると、生命力が旺盛になってくるか、萎んでくるのかだと考えます。
人の病気に例えるのなら、症状が増減しても元気が出てきているのか?元気がなくなってきているのか?
元気があり生命力を感じられるのならたとえ病状は悪く見えても身体は良いほうに向かおうと動いています。
寒温を繰り返して暖かくなり生命力が溢れるのか、冷えてきて生命力が萎えてくるのか。
見える症状のみに囚われず病状の本質を見抜く手がかりは自然の変化と人体の反応を重ね合わせ診ることが大切なのです。