合谷というツボ(経穴) プロの使い方

2025年04月15日 00:33

こんにちは! 鍼灸や東洋医学に興味があるみなさんに、今日は「合谷(ごうこく)」ツボのプロフェッショナルな活用法をお届けします。合谷は手の甲、親指と人差し指の骨が交わる凹みにあるツボです。
鍼灸師やマッサージ師が現場でどう使っているのか、その秘密を覗いてみましょう!
合谷の効果をプロはどう活かす?
合谷は「大腸経」の要所で、気の流れを整え、全身のバランスを調整するパワフルなツボ。

プロが注目する主な効果はこちら:
急性症状の緩和:頭痛、鼻づまり、歯痛など、急に起こる不調に即効性が期待できる。

自律神経の調整:ストレスや緊張からくるイライラ、睡眠の質の低下にアプローチ。

血流促進:肩こりや目の疲れなど、滞ったエネルギーを流してスッキリ。

全身への遠隔効果:合谷は顔や頭部だけでなく、消化器系や婦人科系の不調にも間接的に作用。

プロの現場では、合谷を単独で使うだけでなく、他のツボ(例:太衝や三陰交)と組み合わせて「体質改善の起点」にすることが多いんです。

プロの合谷テクニック
鍼灸師やマッサージ師が合谷を使うとき、ただ押すだけじゃないんです。
以下はプロならではのポイント

刺激の強さをカスタマイズ 
患者さんの体調や体質に合わせて、軽く揉む、深く押す、鍼でピンポイントに刺激するなど調整。

例:ストレス性の頭痛ならソフトな指圧、頑固な肩こりならやや強めの持続圧。

タイミングを意識 
朝の施術では「気」を活性化させるために軽快な刺激、夜はリラックスを促す穏やかなアプローチ。

左右のバランス 
左右の合谷を交互に刺激することで、全身のエネルギーの流れを整える。特に、片側だけ症状が強い場合(例:右側の頭痛)に効果的。

患者の反応を観察 
プロは押しながら「ズーンと響く?」「温かくなった?」と患者の感覚を確認。反応が弱ければ角度や強さを微調整。

注意:合谷は妊娠中の強い刺激が禁忌とされるツボ。プロは必ず問診で確認し、慎重に扱います。

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